当社が芝生の年間維持管理をしている野球場です。長年、目土散布を行い続けた結果、ファールラインの表層の土と、芝生の段差ができてしまい、約4cmほど芝生の舗装が盛り上がってしまいました。このままの状態でプレーするには非常に危険です。この段差を解消するのに当社の技術が活かされることになりました。通常安くあげるのには、土を盛るだけなのですが、それでは周りの勾配の取付けが悪くなり、芝生の根腐れ、水たまりの原因になってしまい、また余計な工事が必要にますので、同じ様な状態になっている施設は注意が必要です。
まずは専用機で芝生を丁寧にカッティングします。目土をしっかりと抱き合わせながら、ロール状に巻いて芝生を一次撤去し、めったに見ることができない、芝生の床土が現れました。この次は床土を再生して撤去した芝生を敷設していきます。
高い床土の撤去を施し、レベルをしっかりと出して不陸整正作業です。水糸を張って仕上げレベルのチェックをし床土に肥料を散布して床土を再生いたします。一次撤去したロール状の芝の張り直しを行い、敷設後転圧作業は荷重がかかる転圧機ですと、芝生を殺してしまいますので、最軽量の機械にて入念に転圧し、芝生のメンテナンスを完了させました。
天然芝メンテナンス 施工手順
現場名:なみはやグラウンド 天然芝メンテナンス(大阪府泉南市)
採用工法:ソイルクイックターフ工法