グラウンド

松虫幼稚園 第2園庭整備工事

施工前
基盤整正
基盤転圧状況
採石路盤の敷き均し
杉檜樹皮を原料としたサイプレス材を搬入
サイプレス材と真砂土の混合
サイプレス混合土の敷き均し
ハンドローラーにて表層転圧
ソイルクイックターフの敷設
芝生の転圧状況
目砂の散布
冬芝(ペレニアルライグラス)の種を散布
施工完了
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大阪市阿倍野区にある松虫幼稚園の第2園庭を土舗装から天然芝へと改修させていただきました。現場となる第2園庭は真砂土で舗装された園庭でしたが、しばらく使用していない間に雑草が生い茂る状況になっていました。
 
園庭の基盤から施工していきますが、現在の高さから200mm下げないといけないため、周囲の安全に気をくばりながら残土の搬出を行いました。地下埋設物がないか入念に確認し、現況土を鋤き取り、掘削等の作業を進めていきました。園庭の面積が狭いので、ハンドローラーで基盤の転圧を行い、次に砕石を敷き均して表層工へ移ります。

表層には杉檜樹皮を原材料に用いた改良材、「サイプレス材」を真砂土に混合するサイプレス工法を採用していただき、グラウンドの水はけを改善、高いクッション性を持つ表層に改修しました。これで天然芝敷設の下地が整いましたので、当社の天然芝舗装工法、ソイルクイックターフ工法にて天然芝を敷設いたします。通常はロール状になった芝を展開していくのですが、今回は施工面積の関係からタイル状の天然芝を敷設いたしました。

天然芝の敷設後、目砂を散布し、ペレニアルライグラスと呼ばれる西洋芝の種をまいて施工完了となりました。施工前の雑掌だらけの状態から、天然芝の綺麗な園庭に生まれ変わった姿を見て幼稚園の先生方にも大変喜んでいただけました。

さて、今回の天然芝舗装ですが、タイル状に敷設した天然芝は高麗芝と呼ばれ古来から日本に生息する品種の芝生で、4月中旬ごろから緑の葉を伸ばし始め、10月下旬〜11月初旬には白く変色して、休眠期に入る暖地型の芝生です。最後に散布したペレニアルライグラスの種は秋の始まりごろに種をまくと、5〜7日程度で発芽し冬の間も緑色を保つ寒地型の芝生となります。

このように異なる性質の芝生を組み合わせ、年間通して緑色の芝生を保つ方法を今回採用させていただきました。施工完了後には松虫幼稚園様に芝のメンテナンス方法などをレクチャーさせていただきました。パーフェクトな状態を維持するのは非常に手間がかかる作業になりますが、天然芝の心地よい感触を子どもたちに感じていただきたいと思います。

ソイルリサイクル工業では土・人工芝・天然芝などあらゆる舗装の園庭工事を承っております。ご予算とお客様のご希望に応じて最適なご提案をさせていただきます。園庭の新設・改修工事の際にはぜひ当社までご相談ください。

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